第1の種:想いを形にする「ブランド理念」の芽生え【持続する個人ブランディング】

はじめに:持続するブランド作りの7つの種

あなたがこれから作ろうとしているブランドは、どんな未来を描いていますか? ブランドが持続するかどうかは、立ち上げの時点で蒔かれる"種"にかかっています。

最初の種はブランド理念を明確にすること。この記事では、持続可能なブランド作りの第一歩となる"ブランド理念"の作り方について、やさしく丁寧に掘り下げます。

なぜ、ブランド理念が最初の種なのか?

ブランド理念とは、単なるおしゃれなスローガンではありません。 ブランドの存在意義と、これから歩んでいく未来への約束です。

理念がしっかりしているブランドは、時代の変化や困難に直面してもぶれません。逆に、理念が曖昧だと、一時的に注目されても、長く愛され続けることは難しいのです。

ブランド理念を作る3つのステップ

自然

1. 自分自身に問う

まずは、自分の心に静かに問いかけることから始めます。

  • なぜこのブランドを作ろうと思ったのか? (例:自分の実体験、抱いている課題意識、大切にしたい価値観などを深堀りします)
  • 誰のどんな未来に寄り添いたいのか? (例:どんな人たちの、どんな小さな幸せを支えたいのかを具体的に思い描きます)

2. 言葉を研ぎ澄ます

次に、心に浮かんだ想いを言葉に落とし込みます。

  • 感情的なワードを大切に。 (例:「癒し」「勇気」「灯り」など、感覚に響く単語を拾い上げます)
  • 難しい言葉を使わず、心の底から自然に出てくる言葉を選びます。 (例:専門用語や抽象的すぎる言葉は避け、子どもにも伝わる言葉を選びましょう)

3. シンプルにまとめる

最後に、理念をわかりやすく磨き上げます。

  • 理念は長い文章ではなく、短い一文で言えるのが理想です。 (目安は、20字〜30字程度にまとめること)
  • 例:「あなたの毎日に、小さな灯りをともす」 (短くても、受け取った人の心に温かな余韻が残る表現を目指しましょう)

ブランド理念の具体例

ブランド理念例
カフェ『誰かの一日を、やさしく温める場所でありたい』
手作り雑貨店『日々の暮らしに、物語をそっと添える』
オーガニックコスメ『自然と人の美しさを、未来へつなぐ』

※他のジャンルについて後日公開の「"クリエイティブ 起業 ブランド」でご紹介します。

次回予告|第2の種へ

第2の種は共鳴するターゲットを描くことです。 ブランド理念が芽生えたら、次は"誰と心を通わせたいか"を明確にしていきます。

https://spinning-moon.com/branding/personal-branding/target
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