第4の種:「ビジュアルアイデンティティ」を育てる【持続する個人ブランディング7つの種】

前回の記事では「ブランドストーリー」の作り方についてお伝えしました。

物語が生まれたら、次はその世界観を視覚で伝えるステージに進みます。

ビジュアルアイデンティティとは、ブランドの「顔」となるデザイン要素を整えること。 この記事では、持続可能なブランドに欠かせないビジュアル作りの基本を紹介します。

なぜ、ビジュアルが重要なのか?

人は、情報の約80%を視覚から受け取っています。 初めて出会った瞬間に、"このブランドは自分に合うか"を直感的に判断しています。 だからこそ、ブランドの世界観を一目で伝える"顔"作りがとても重要なのです。

ビジュアルアイデンティティを作る3つのステップ

個人ブランディング

1. コンセプトに基づく色・フォント・ロゴ選び

  • ブランド理念・ストーリーに沿った"表現"を言語化します。
  • 例:「温かみ」「親しみ」「自然体」→柔らかい色味・丸みのあるフォント・手書き風ロゴ

2. 一貫性のある世界観を整える

  • SNS、ショップカード、パッケージなど、すべてのビジュアルに共通する"トーン"を揃えます。
  • 一貫性があることで、顧客の記憶にブランドイメージが根付きます。

3. 視覚的なストーリーを紡ぐ

  • 写真やイラストも、ただきれいなだけでなく、ブランドの物語を感じさせるものを選びます。
  • 例:自然を大切にするブランドなら、屋外の柔らかい光の写真を使うなど

ビジュアルアイデンティティ例

ブランドビジュアルの特徴例
カフェ木目調の内装、手書き風ロゴ、あたたかい照明
手作り雑貨店ナチュラルカラー、素朴なパッケージ、温かみある写真
オーガニックコスメ白とグリーンを基調、洗練されたシンプルなボトルデザイン

次回予告|第5の種へ

第5の種は「商品・サービス設計」で信頼を積み重ねるです。 ビジュアルで心を掴んだら、今度は"体験"でブランドの信頼を育てていきます。

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